聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していた。だが一部の市民は犯人を英雄視していく。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリストのラヒミは危険を顧みずに果敢に事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する。不条理な圧力と身の危険を感じながらも、事件の真相を追うラヒミの怒りと苦悩が伝わります。サイードの思想や行動、事件に対する警察、市民の反応を通じて、イラン社会の闇の部分を考えさせられます。衝撃のラストに背筋が寒くなりました。
監督 | アリ・アッバシ |
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出演 | メフディ・バジェスタニ、ザーラ・アミール・エブラヒミ ほか |
上映時間 | 118分 |
公開 | 4月14日~ |
劇場 | シネ・リーブル神戸 ほか R15+ |