1945年4月、デンマークの市民大学。学長ヤコブが、現地のドイツ軍司令官から命令を下される。ドイツからの難民を学校に受け入れろというのだ。500人以上の難民を体育館に収容したヤコブは、重大な問題に直面する。それは難民が飢えと感染症の蔓延によって命を落としていくという残酷な現実。ヤコブと妻のリスは救おうとするが、それは同胞たちから裏切り者の烙印を押される行為だった。息子もドイツ難民の女の子と交流を持つが、彼女は感染症にかかってしまう。友達を救うべきか、祖国に従うべきか、家族は決断を迫られる。戦争という巨大な暴力に脅かされながらも、人として選択すべき“正義”とは何なのかを考えさせられます。
監督・脚本 | アンダース・ウォルター |
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出演 | ピル-・アスベック、ラッセ・ピーター・ラーセン、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール ほか |
上映時間 | 101分 |
公開 | 8月16日~ |
劇場 | シネ・リーブル神戸 ほか |