リアル・ペイン　〜心の旅〜（’24 アメリカ）

かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠となっていた従兄弟同士のデヴィッドとベンジーは、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドでのツアー旅行に参加する。正反対の性格な二人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の＂生きるシンドさ＂に向き合う力を得ていく。クスッと笑えて、ショパンの音楽も沁みて、深く考えさせられる映画です。人それぞれに痛みがあって、それはすごく大きなものでも、自分が抱えているだけの小さなものでも、痛みであることには変わりなくて、痛みとは何か、どうやって向き合うかということを問いかけてきます。