

《 6月27日公開 》
でっちあげ
~殺人教師と呼ばれた男
綾野剛/柴咲コウ/亀梨和也

2003年小学校教諭・薮下誠一は、保護者・氷室律子に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。これを嗅ぎつけた週刊春報の記者が“実名報道”に踏み切る。過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。一方、律子を擁護する声は多く、“550人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認だった。これが事実であることが本当に怖いと思います。「私たちの身近でも起こりうることなんだ」と考えさせられます。様々な情報が飛び交う中で、取捨選択をしっかりやらなければと思う作品です。静かで抑えた演出がとても印象に残りました。
監督
三池崇史
出演
綾野剛
柴咲コウ
亀梨和也 ほか
上映時間
130分
劇場
109シネマズHAT神戸
OSシネマズミント神戸
イオンシネマ明石 ほか
製作年
’25 日本
PG12