新型コロナのワクチン２回接種はＷＨＯの方針として推奨されています。ワクチンは新型コロナに「かからない、重症化しない」ことで、ご自身と大切な人を守るためのものです。そのためには、新型コロナと戦えるだけの抗体（＝武器）が身体にあるかどうかが重要なポイントになります。

中和抗体（スパイクタンパク抗体）検査は、今ご自身のカラダに抗体ができているかどうかを採血で調べる検査です。
例えば、過去に新型コロナに感染経験のある方、無症状だったけどＰＣＲ検査で陽性反応が出たことのある方は、抗体が作られていると考えられます。（過去に新型コロナにかかっていても、ＷＨＯ等ではワクチン接種が推奨されています）

また、ワクチンを接種された方は、ちゃんと抗体という武器が手に入ったのかどうか、抗体は時間の経過に伴って減少していくと考えられてますから、抗体量が変化（減少）していないかどうかを確認しておくことも大切なのではないでしょうか。基礎疾患があってワクチン接種に不安のある方や、１回目の接種で副反応が強く、２回目の接種を迷われている方、ワクチン接種後に副反応がなく、ワクチンが効いているのかどうか不安な方も、抗体検査で現状のご自身の抗体量を確認できれば、その結果をベースにかかりつけ医に相談し、納得のいく方法を一緒に考えてもらうこともできますよね。

スタッフA　ワクチン未接種・過去の新型コロナ感染不明
スタッフB　ワクチン１回目接種後12日経過・過去の新型コロナ感染不明

所要時間も受付から説明、採血、全て合わせて10~15分程度。結果は２日後に出ます。
結果はなんと！ どちらも抗体ナシ（ビックリ！）
スタッフＡは、これまでと同様の生活習慣（手洗い・うがい・三密を避ける・アルコール消毒 等）を意識して継続してコロナに感染しないように努め、ワクチン接種ができる状況になれば接種しよう、ということになりました。

スタッフＢは、１回目のワクチンでは抗体ができていないことが判明したので、抗体ができにくい体質かもしれないという心配もあり、２回目接種後の１週間後に再度、抗体検査を受けることになりました。（個人差はありますが、ワクチン接種後１週間が抗体のピークになります）

また、１回目のワクチン接種で十分な抗体ができる方や、感染経験があるのに今はほぼ抗体がない状態の方、感染していないと思っていたけど抗体をお持ちの方（無症状だったと考えられます）もいらっしゃるそうです。

丁先生曰く「正直なところ、新型コロナのワクチンについては、コロナに打ち勝つためにどのくらいの抗体量が必要なのか、ワクチンの効果はどのくらい持続するのか、感染者の抗体はワクチンの抗体と同じ効果・同じ増減現象を起こすのか、など全てにおいてデータが揃っているとはいえない状況です。さらに、その人その人の身体の状態や既往歴、ライフスタイル、家族環境などによっても状況はケースバイケースです。中和抗体検査で現状を把握し、かかりつけのお医者様とワクチン接種、今後のコロナ対策について十分相談することが大切だと思います。もし、ご不安やお悩みがあって詳しい説明を聞きたい、またセカンドオピニオンとして相談したい、など気になる方はいつでもご相談くださいね。」と優しくおっしゃってくださいました。

※点滴療法、頭髪療法、自費療法の診療時間についてはホームページにてご確認ください。