

毎日が何かの日に制定されています。
その日にまつわるアレコレをお届け!
ちょっとした生活のヒントにしてくださいね。
7
月
1
日
半夏生

半夏生(はんげしょう)は季節の変わり目を表す雑節のひとつで、定気法にて太陽経度が100度のときと定義されており、2025(令和7)年は7月1日に該当します。
特に農家にとっては今日でも大切な雑節のひとつで、半夏生までに畑仕事を終える、水稲の田植えを終える、といったひとつの目安となっています。
半夏生はまた「蛸の日」でもあります。主に関西地方では半夏生のころに蛸を食べる慣習があったことにちなんで、蛸研究会がその年の半夏生に該当する日と同日に記念日を制定しています。
半夏生に蛸を食べる慣習には、田植えをしたとき、稲の根が蛸の足のように大地に根付くようにという願いが込められています。また、田植えが終わるころに、労をねぎらうよう蛸を食べた、田植えで疲れた人たちにとって、タウリンなどの栄養を含む蛸が適した食材だった、ともいわれています。
古くから半夏生に食べられている蛸。大阪名物の「たこ焼」や、タコと旬の野菜をあえた「酢の物」など日本に昔から伝わる食文化を、気軽に取り入れてみませんか。
筆者は淡路島の生まれなので、子どもの頃から美味しい蛸を食べて育ちました。淡路の蛸は歯応えもよく、甘みがあってとても美味しいです。でも最近の蛸は高級食材になりましたね。
それでは今日も素敵な一日をお過ごしください。