

毎日が何かの日に制定されています。
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ちょっとした生活のヒントにしてくださいね。
1
月
8
日
遺影撮影の日

1月8日は 『遺影撮影の日』 です。
どこか胸の奥が静かに揺れる、少し不思議な記念日です。日付は、1と8で「遺(い=1)影撮(えいと=8)る日」と読む語呂合わせから生まれたこの日は、終わりを意識するというよりも、これまで歩いてきた時間にそっと目を向ける日なのかもしれません。
ひと昔前、遺影は特別に用意するものではなく、家族アルバムの中から選ばれるのが当たり前でした。背景に写り込んだ昭和の風景、少し照れた笑顔、記念写真のかしこまった表情─ そこには、その時代を生きていた確かな空気が刻まれていました。本人が意識せずとも、暮らしや人生がにじみ出ていたように思います。
時代が移り、いまは元気なうちに遺影を撮る人も増えました。プロのカメラマンに向けて背筋を伸ばし、ほんの少し笑ってみる。その瞬間は、人生を振り返りながら「今の自分」を確かめる時間でもあります。若い頃の写真とは違う、年輪を重ねた表情には、言葉にならない重みとやさしさが宿ります。
遺影撮影は、決して暗い準備ではありません。これまで出会ってきた人々や、過ごしてきた季節を思い出しながら、自分という存在を静かに肯定する行為ともいえるでしょう。
1月8日。少し立ち止まって、昔の写真をめくるように、自分の歩幅で人生を見つめ直す。そんなノスタルジックな時間を運んでくれる一日です。
筆者の実家が写真業を営んでいたため、父親が急逝したときも遺影選びに困ることはありませんでした。とても柔和ないい笑顔の写真を用意することができました。今でも何か語りかけてくれそうです。
それでは今日も素敵な一日をお過ごしください。








