Q 18歳ころから両頬に細かいしみができ少しずつ濃くなってきたため、皮膚科で相談したら「あざだからレーザー治療のできる皮膚科に行ってください」と言われました。塗り薬、光治療で取ることはできますか? レーザーが必要ですか?社会人になったので、年末かお盆の休みしか絆創膏が貼れません。(23歳 女性)
A 両側性遅発性太田母斑様色素斑というしみの一種ですので、Qスイッチレーザーで綺麗に取ることが可能です。老化によるしみと異なり、色素斑が皮膚の表面ではなく少し深くに存在しているので、塗り薬や光治療などでは全く効果が得られません。レーザー後一週間くらいカサブタができますが治療部位以外はメークもできますので(洗顔・シャンプーも可)お休みの前に受けられると良いと思います。色素斑を構成している細胞が皮膚のどの深さまで存在しているか、色調の濃さにより治療回数が異なり、薄い人で1回、平均3回くらいで完全に除去できます。(山本可菜子院長)
山本可菜子皮フ科クリニック院長
山本可菜子(やまもとかなこ)
日本皮膚科学会正会員
日本レーザー医学会正会員認定医(Ⅰ種)
米国レーザー医学会正会員
(American Society for Laser Medicine and Surgery Inc.)
日本美容皮膚科学会正会員
日本抗加齢医学会会員
平成3年 兵庫医科大学卒業
平成3年〜 兵庫医科大学病院皮膚科・大阪済世会日生病院などに勤務し、先天性・後天性あざやしみなどのレーザー治療及び、美容皮膚科治療に携わる