Q 太っているわけではなくスリムな体型なのですが、30歳代中ごろになり、あご下の脂肪なのかたるみなのかだぶつきがとれません。脂肪溶解注射などで改善するでしょうか? (35歳 女性)
A あご下のだぶつきは、加齢により、皮膚や皮下組織が重力に伴い下垂し、フェイスラインがぼやけてくる一種の加齢変化となります。脂肪溶解注射で脂肪を溶かしてしまうと、余った皮膚のたるみが加速してしまいます。厚生労働省が認可したヒアルロン酸をお顔からフェイスラインにかけてリフトアップする要領で少しずつ注入することで皮膚のたるみを引き上げあご下がすっきりします。この方法でのヒアルロン酸注射はたるみの予防になり、美しい輪郭を作ることができ、治療したことを他人に知られずに自然な仕上がりとなります。 (山本可菜子院長)

山本可菜子皮フ科クリニック院長
山本可菜子(やまもとかなこ)
日本皮膚科学会正会員
日本レーザー医学会正会員認定医(Ⅰ種)
米国レーザー医学会正会員
(American Society for Laser Medicine and Surgery Inc.)
日本美容皮膚科学会正会員
日本抗加齢医学会会員
平成3年 兵庫医科大学卒業
平成3年〜 兵庫医科大学病院皮膚科・大阪済世会日生病院などに勤務し、先天性・後天性あざやしみなどのレーザー治療及び、美容皮膚科治療に携わる