青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。花井颯太22歳、獣医学部の大学生。目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。ある日颯太は、ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。颯太の同級生・柴崎涼介らが仲間となった。颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへ。「犬部」から16年後。獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、そこに柴崎だけがいなかった。犬が繋ぐストーリーに心が温まります。笑いと涙を通じて、命の大切さを考えさせられます。