19世紀、パリ。ポーランド出身の若き女性研究者マリ・スクウォドフスカは、ソルボンヌ大学から性差別を受け、ろくに研究の機会を与えられないでいた。そんな中、同僚の科学者ピエール・キュリーと運命的な出会いを果たした彼女は、結婚してキュリー夫人となる。研究に没頭した彼女は、ラジウムとポロニウムという新しい元素を発見したことから夫婦でノーベル賞を受賞し、科学界を席巻するが、夫は不慮の事故死を遂げてしまう。さらに、彼女が発見したラジウムは癌細胞の治療に役立つ一方、核兵器としても利用されるようになり、彼女の苦悩は深まっていく。国籍や性差別に苦しみながらも、生涯を通じて研究に没頭した彼女に、後悔はなかっただろうと思います。
監督 | マルジャン・サトラピ |
---|---|
出演 | ロザムンド・パイク、サム・ライリー、アナイリン・バーナード ほか |
上映時間 | 110分 |
公開 | 10月28日~ |
劇場 | シネ・リーブル神戸 ほか |