Q 背中のニキビ跡が気になります。皮膚科で外用剤を処方されますが、続かないのもありますがなかなかよくなりません。何か皮膚科の施術でよくなる方法はありますか?(20歳 女性)
A ご自宅でコツコツ処方されたお薬を根気よく続けると良くなってこられると思いますが、外用が続かない場合はケミカルピーリングも良い手段のひとつです。ケミカルピーリングとは、フルーツ酸という美肌成分を背中に塗布し余分な角質を除去し、肌を傷めずに皮膚の新陳代謝を高めます。アクティブなニキビ、ニキビ跡の赤み、色素沈着に効果を発揮します。美白目的でお顔に施術を行うこともあります。背中のニキビ跡と間違いやすい状態に毛孔性苔癬というニキビ跡とよく似た皮膚症状もあります。まずはその鑑別を行う必要がありますので診察を受けられることをお勧めします。(山本可菜子院長)

山本可菜子皮フ科クリニック院長
山本可菜子(やまもとかなこ)
日本皮膚科学会正会員
日本レーザー医学会正会員認定医(Ⅰ種)
米国レーザー医学会正会員
(American Society for Laser Medicine and Surgery Inc.)
日本美容皮膚科学会正会員
日本抗加齢医学会会員
平成3年 兵庫医科大学卒業
平成3年〜 兵庫医科大学病院皮膚科・大阪済世会日生病院などに勤務し、先天性・後天性あざやしみなどのレーザー治療及び、美容皮膚科治療に携わる