Q 鼻の毛穴の黒ずみ、開きが気になり、美容形成でレーザー名は覚えていませんがダウンタイムのないレーザーを一か月に一回半年以上照射しましたが、あまり改善しません。何か治療法はありますか?(32歳 女性)
A
顔の鼻、頬周辺には皮脂腺が多い毛穴が存在しているため、毛穴が開大し、角栓(黒ずみ)がたまり目立つことがあります。レーザーも良いとは思いますが、一か月に一回の治療ではなかなか効果が持続しません。ただそれを頻繁に受けるには肌に負担がかかってしまい現実的ではありません。毛穴の開きには、トレチノインというビタミンA誘導体の外用薬が効果的です。外用により余分な角質を取り除くため、お鼻の黒ずみが除去され、皮脂腺を小さくさせる効果があるため、毛穴の縮小効果が期待できます。また微弱電流を流し、皮膚の代謝を上げるイオン導入治療を併用されると効果的です。(山本可菜子院長)

山本可菜子皮フ科クリニック院長
山本可菜子(やまもとかなこ)
日本皮膚科学会正会員
日本レーザー医学会正会員認定医(Ⅰ種)
米国レーザー医学会正会員
(American Society for Laser Medicine and Surgery Inc.)
日本美容皮膚科学会正会員
日本抗加齢医学会会員
平成3年 兵庫医科大学卒業
平成3年〜 兵庫医科大学病院皮膚科・大阪済世会日生病院などに勤務し、先天性・後天性あざやしみなどのレーザー治療及び、美容皮膚科治療に携わる