Q 学生時代ニキビが酷く、ニキビは出なくなったのですが、頬にクレーターの跡が残ってしまい、悩んでいます。古いニキビ痕でも何か改善させる方法はないでしょうか? (32歳 女性)
A 炎症のあるニキビは早期に治療しないと、陥凹性のニキビ痕が残ってしまうことがあります。ビタミンA誘導体の外用薬とイオン導入などのダウンタイムのない施術のコンビネーション治療で、ある程度の改善は得られます。ただ深い凹みやアイスピック状の陥凹性の跡にはフラクショナルレーザー治療が効果的です。レーザー治療により、皮膚に目に見えない微細なマイクロ単位の穴をあけ、レーザー照射後皮膚が上皮化する際に皮膚のコラーゲンが増え、凹みを盛り上げ、滑らかな皮膚に仕上げます。施術後数日間赤味が出ますが、翌日からお化粧もできます。古いニキビ跡にも効果があります。(山本可菜子院長)
山本可菜子皮フ科クリニック院長
山本可菜子(やまもとかなこ)
日本皮膚科学会正会員
日本レーザー医学会正会員認定医(Ⅰ種)
米国レーザー医学会正会員
(American Society for Laser Medicine and Surgery Inc.)
日本美容皮膚科学会正会員
日本抗加齢医学会会員
平成3年 兵庫医科大学卒業
平成3年〜 兵庫医科大学病院皮膚科・大阪済世会日生病院などに勤務し、先天性・後天性あざやしみなどのレーザー治療及び、美容皮膚科治療に携わる