“世界で一番美しい少年”と称賛され、一大センセーションを巻き起こした少年がいた。巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見出され、映画『ベニスに死す』(1971)に出演したビョルン・アンドレセン。来日時にはファン達の熱狂で迎えられ、日本のカルチャーに大きな影響を及ぼした。だが彼の瞳には、憂いと怖れ、生い立ちの秘密が隠されていた。そして50年後。伝説のアイコンは、『ミッドサマー』(2019)の老人ダン役となって私達の前に現れ、その驚愕の変貌ぶりは話題となる。今、ビョルンは、熱狂の“あの頃”に訪れた東京、パリ、ベニスへ向かう。それは、ノスタルジックにして残酷な、自らの栄光と破滅の軌跡をたどる旅…。突然の名声が人生をどのように左右するのか。そしてそれは、本当に幸せなことなのか、深く考えさせられます。
監督 | クリスティーナ・リンドストロム& クリスティアン・ペトリ |
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出演 | ビョルン・アンドレセン ほか |
上映時間 | 98分 |
公開 | 12月17日~ |
劇場 | シネ・リーブル神戸 ほか |