働きやすい環境を整えることを考えていきましょう！

学校現場でもビジネスの現場でも『発達障害』という言葉を耳にする機会が増えてきています。誰にでも得意、不得意はあるものですが、上司に怒られたりすると『もしかして私も？』と感じてしまうこともあるかもしれません。仮に発達障害の特性があったとしてもうまく対処できないことは決してIさんだけの問題ではありません。確かに『発達障害では？』と感じてしまう人のなかには『業務量が増える、急な予定変更が起こるなどイレギュラーな業務への対応が苦手』という特徴がみられることはよくあります。しかし業務量が増える時期にまわりの人の助けが得られる体制が整っていたり、業務をチーム単位で行っていく体制があり、ミスもチーム内で互いにチェックできる仕組みがあったりすることで働きやすい環境に変わるかもしれません。『Iさんがどんなことで困っているのか、声を出せる場所はありますか？』決してひとりで抱えずにまわりの人に助けを求めることも大切です。社内のカウンセリングルームや提携の相談機関があればぜひ活用されることをお勧めします。（藤森）

有富　貴弘
社会保険労務士・人事コンサルタント

神戸商科大学商経学部経済学科卒
2003年　社会保険労務士登録
2004年　アーク総合法務事務所に参画。労働紛争問（解雇等）、会社労務・助成金関連などを専門業務とし、特に人事労務管理には定評がある。
2016年　社会保険労務士法人Sign Postを設立し、代表社員へ就任。

藤森　圭子
社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタント公認心理師・臨床心理士

神戸大学教育学部卒
2006年　社会保険労務士登録
2008年　アーク総合法務事務所に参画。アパレル会社人事部での実務経験を活かし、労働社会保険諸法令に基づく手続き業務から労務相談まで幅広く精通している。
2016年　社会保険労務士法人Sign Postに参画。