オーソドックスな料理ほど昔ながらのレシピを当たり前のように使ってますよね。デビルズ・キッチンでは、料理の当たり前や常識をくつがえし、まるでアクマのように簡単なレシピや調理法を伝授します。
皆さん、こんにちは。梅雨も近づき、蒸し暑くなるこの時期から、細菌性の食中毒が増えてきます。そこで今回はちょっと趣向を変えて、美味しいお料理を作る前に、自分や家族の健康を守るために、ぜひ知っていただきたい『食中毒予防』について、プロの視点からお伝えしたいと思います。ちなみに、同じ食中毒でもアニサキスなどの寄生虫によるものとノロウイルスなどのウイルス性のものは、予防も対処も異なります。この2つはまた別の機会に。
食中毒予防については、SNSや書籍にいろいろ書かれていますが、すべてをご家庭で実践するのは難しいので、簡潔に大事なポイントをあげますね。
とにかくまずは手洗い。
まな板・包丁(柄も!)・布巾を必要以上に洗う!
お店でも何かを切るたび、イヤというほどまな板と包丁を洗います。生魚を切った後の包丁とまな板で漬物を切り、その漬物で食中毒を引き起こしたケースも実際にあります。
冷蔵庫の温度は5℃以下にしましょう!
一般的には10℃以下とされていますが、特にこれからのシーズンは5℃以下がベスト。合わせて、冷蔵庫をギュウギュウ詰めにしないようにしましょう。
加熱した冷製料理を過信しないこと!
ハムやカマボコ、お惣菜などは火を通しているから安心と思っていませんか。例えば、お刺身は味も落ちるし腐敗するのがわかりやすいので、すぐに食べようとしますが、加熱調理したものも、時間が経てば食中毒菌は増え続けます。食べる前にもう一度、加熱するようにしましょう。
まな板、布巾、タオルは必ず2枚用意しておくこと。
特にまな板は、これから加熱する食材用と、調理後、これから食べるために切るもの用とは使い分けてください。皆さんよくご存知と思いますが、まな板のキズには細菌が溜まりやすいので、個人的には安いまな板(百均でOK!)をこまめに買い替えることをオススメします。
鶏肉にご注意!
鶏肉は本来、生食には適しておりません。ご年配の方や小さなお子さま、また抵抗力の落ちている状態だと、カンピロバクターという細菌にやられてしまいます。鶏の生肉の扱いは十分ご注意ください。
BBQ編
屋外やお庭など自然の中のBBQはサイコーですよね。しかし、BBQは食中毒の観点からは一番アブナイといえます。ついつい食材をクーラーボックスから出しっぱなしにしてしまう、網焼きでは完全に火を通さずに食べてしまうなど、食中毒の危険がいっぱい!BBQで食中毒を回避するポイントは、
- 使い捨てのまな板を使う
- まな板や包丁は、使うたびに除菌
シートなどで拭く(もちろん洗えればベスト!) - まな板にラップやアルミホイルを敷いて使う。
- 食材を取るお箸やトングは別扱いに。自分のお箸を食材を焼くときに使わない。
最後に調理が終わったら、殺菌性のものでまな板をキレイにしましょう。
ざっとこれくらいですが、ご家庭では、保健所が検査することも指導が入ることもありません。ご家族や自分の健康を守るためにも、日常の調理過程で必要な食中毒の知識を知っておくのは大切なことだと思います。
こぼれ話
子どもの頃、弟と共に頻繁にお腹をこわして、「ウチの子は2人ともお腹が弱い!」といわれ続けていましたが、今になって思えば、あれは母親の食中毒の知識のなさが原因だったと確信しています!(笑)
itsu葉のケータリング
パーティや新店オープンのレセプション、
会社での懇親会などにぜひ!
1週間前まで、18名様分以上からご予約を承ります!
※人数変更・キャンセルは3日前までにお願いします。
ご予算
お1人様 4320円(お料理 全12品)
お1人様 5400円(お料理 全18品)
メニュー例(5,500円)
本日仕入れの旬魚のカルパッチョ/牛タンのリエット/サーモンのタルタル/フレッシュ野菜と生ハムのバーニャカウダ/BLTサンドイッチ/小エビのペンネ アメリケーヌソース/ピッツァマルゲリータ/チーズ盛り合わせ/海鮮太巻き寿司/アンガスビーフの一口カツレツ マスタードソース/牛肉のタタキ 土佐の柚子ポンズ/フレッシュフルーツ/プチデザート各種 ※一例です。仕入れ状況により異なります。
★通常の大皿料理のケータリングは2名様より承ります。
より美味しく! より健康に! より美しく若く!
itsu葉 岡本 勝弘
電話番号 | ☎078-515-6135 |
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営業時間 | ディナー:事前予約制(10名様~) 不定休 |
所在地 | 神戸市中央区京町67 KANJUビル2F 各線三宮駅徒歩10分 |
店舗情報 | 駐車場なし・禁煙 |
URL | https://itsu-ba.com |