『6月病』 にも注意しましょう！

新年度が始まり、あっという間に2ヶ月が経ったと感じている人も多いかもしれません。ところが6月頃になって急に心身の不調を感じるということがあります。医学的に正式な病名ではありませんが、『5月病』だけではなく『6月病』も認知されるようになってきました。『6月病』は比較的幅広い年齢層で起こる可能性があると言われており、なかでも責任感が強い人や弱音を吐かない人など我慢を重ねてしまいがちな人は注意した方がいいかもしれません。Aさんも異動があり大きく環境が変わったということですので、知らないうちに我慢を重ねてしまっていたということがなかったか振り返ってみてください。不調を感じたら何より早めに対処することが必要になります。基本的なことになりますが、まずは睡眠をじゅうぶんに取りバランスのいい食事を心がけてください。何か少しでもAさんにとって心が休まることがあれば意識して取り入れてみるのもいいでしょう。好きな香りのお茶を飲んだり、お気に入りの音楽を聴いたりするなど、ほんの小さなことからでも始めてみてはいかがでしょうか。（藤森）

藤森　圭子
社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタント公認心理師・臨床心理士

神戸大学教育学部卒
2006年　社会保険労務士登録
2008年　アーク総合法務事務所に参画。アパレル会社人事部での実務経験を活かし、労働社会保険諸法令に基づく手続き業務から労務相談まで幅広く精通している。
2016年　社会保険労務士法人Sign Postに参画。