老後に住宅ローンの支払いが厳しく住宅を手放さざるを得なくなる原因のひとつに老後破産があります。
老後破産が増え続けている主な原因は

① 現役時代、子供の教育費の負担が重く貯蓄ができなかった。
② 病気により高額な医療費がかかってしまった。
③ 定年までに住宅ローンを完済することができず、住居費が負担になってしまっている。

また近年では晩婚化により、住宅を購入する年代が高くなり、定年までに住宅ローンを完済できないケースが増えてきています。

高齢者が住宅ローンを払えなくなった場合の対策

① 住宅ローンの借り換え、返済条件の変更
返済期間を延長したり、ボーナス返済の割合の変更ができます。

② 任意売却
自宅を売却して債務を整理します。残債より売却価格が多い場合は、引っ越し費用も捻出でき、新しい生活に備えることができます。

③ リバースモーゲージ
シニア向けの貸付制度で、そのままご自宅に住み続けることができます。ただし、ご自身が亡くなった後は家族に家を相続できません。

④ 親子間売買
子どもに家を売却する方法で、こちらも自宅を手離すことなく住み続けられます。手続きが複雑なため、専門家の手が必要となります。

⑤ 親子リレーローン
親子で1つの住宅ローンを契約し、二世代で住宅ローンを完済します。親が主債務者、子が連帯債務者となり、子の年齢を基準に返済期間を決めるため、親が高齢の場合でも住宅ローンを組みやすいことがメリット。リレーローンを検討される際には、専門家に相談することをおすすめします。

Profile

代表取締役 森下 政人

大阪芸術大学芸術学部建築学科卒。
三井木材工業株式会社、東急リバブル株式会社に勤務。
産業再生機構の再生支援プロジェクトに従事し、全国の事業用不動産の売買仲介業務、ファンド保有案件の信託受益権仲介業務を行う。
2009年森下建築デザイン事務所を開設。
2010年株式会社リーフクリエーションを設立、代表取締役に就任。

兵庫県知事（2）第11526号

株式会社リーフクリエーション

無料相談受付中