手打ち蕎麦の名店として知られる土山人の創業店。北海道をはじめ各地から殻付きで仕入れた蕎麦の実を石臼で丁寧に挽き、冷たい蕎麦は十割か九割でコシのある仕上がりに、温かい蕎麦は二八の割合で出汁に負けない歯応えを残すなど、蕎麦作りの工程のひとつ一つにこだわっている。夏の風物詩となった冷やかけすだち蕎麦（1,250円）は、爽やかなすだちの香りと酸味が香り高い蕎麦に上手く絡まり、スルスルと喉ごし良く食べ進んでしまう。冷やかけの出汁は酸っぱすぎず、そのまま飲める。本日の変わり蕎麦（1,000円）は、赤紫蘇、新茶、山椒の実、新生姜、レモンやミカンなど、季節の旬の素材を練り込んだ蕎麦。数量限定なので見つけたらぜひ！

すだち蕎麦は、温冷どちらもあり。すだちの食べ方はお好みで。

蕎麦を待つ間にいただく“蕎麦前”湯葉やとろろサメ軟骨や天ぷら等ひと工夫された一品料理はツウ好み

職人さんが蕎麦を作る工程がガラス越しに見られる。手際良く、リズミカルな包丁さばきも素晴らしい

土山人 芦屋店